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2回目のお盆も自宅で合掌…能登半島地震で家族を亡くした輪島の男性 墓地に向かう道は未だ通れず「残念」

能登半島地震で家族を亡くし、2回目のお盆をむかえた輪島市の男性。地震と豪雨で墓が崩れ、今年も自宅で手を合わせるお盆となりました。

仏壇に供えられた妻の正子さんと長男、博文さんの遺骨に手を合わせるのは、輪島市の出口彌祐さん78歳です。

輪島市にあった出口さんの自宅は能登半島地震で裏山が崩れ、土砂に巻き込まれました。自宅にいた妻と長男の行方が分からなくなり、見つかったのは地震から半年後でした。現在、輪島市内のアパートで1人で暮らす出口さん。墓は地震で崩れ、墓地に向かう道はいまだに通れないため納骨もできないままです。

出口さん:
墓参りに行けないのが残念。2人のお骨はおいてあるので先祖様にもお参りできない。妻と息子は私が元気でやっていれば安心してくれるかな。

出口さんは、いつか地震前の生活に戻れるよう願いながらきょうも手を合わせます。

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