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「木枯らし一号」はなぜ東京と近畿だけ?北陸が対象外の理由を気象予報士が解説

ここからは「お天気ナビ空色」、釜田気象予報士とお伝えします。よろしくお願いします。

今週は季節が駆け足で進んだような冷え込みがありましたね。上空に寒気が入った昨日の朝は県内各地で今シーズン一番の冷え込みとなり、輪島市三井では最低気温1.8℃と10月の観測史上最も低くなりました。もう真冬のような寒さで驚かれたのではないでしょうか。

一昨日は白山の初冠雪という冬の便りもありました。記録の上では去年より1日早く、平年より7日遅い発表となりましたが実は今年から初冠雪の観測方法が変わりました。

去年まで気象庁では全国44の山を対象に、各地の気象台の職員が目視で初冠雪の観測を行っていました。

そうなんです。しかしこれでは山頂が雲で覆われているときや、夜の暗い時間には観測ができませんよね。そこで今年からはアメダスや気象レーダー、気象衛星などの観測結果をもとに山頂の積雪状況を解析し、発表する方法に変更されました。

天気や時間に左右されず、より客観的な基準で発表されるようになりました。

そして気象庁からの冬の便りといえば今週はもう一つ、「木枯らし一号」も発表されました。

今週水曜日、東京と近畿地方で発表されていましたね。このニュースを聞いて「北陸地方は?」と思った方もいらっしゃると思います。実は気象庁が「木枯らし一号」を発表するのは東京地方と近畿地方だけなんです。なぜなんでしょう?

理由はいくつかあります。まずは「木枯らし」は太平洋側の地域で吹くものだから。どういうことかと言いますと、日本海側の地域で北西の季節風が吹くと、地形的に雪や雨となりやすく、「木の葉を散らす乾燥した北風」という木枯らしのイメージに合わないということなんです。

そのほか、・人口が多く、報道機関から発表の要望があった、・防災上、全国的に発表する必要性が高くない、といった理由から「木枯らし一号」は2つの地方だけを対象に発表されています。

様々な冬の便りが届いているところで、週末のお天気はどうでしょうか。あすにかけて、日本付近を上空の気圧の谷が通過して一時的に冬型の気圧配置となる見込みです。

このため31日の県内は夕方まで雨が降りやすく、所によって雷を伴う見込みです。日曜日には天気は回復しますが、寒気が南下する見込みで肌寒く感じられそうです。
週末も寒暖差に注意です。

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