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全壊した寺の合葬墓やみなし仮設のアパートで…能登半島地震から3度目のお盆 被災地では様々な形の墓参り
能登半島地震の発生から2年7か月あまり。地震から3度目のお盆を迎えた13日、被災地では様々な形で墓参りを行う姿が見られました。
2024年の能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市の法蔵寺。地震で寺は全壊し、建物があった場所は現在更地となっていますが、旧盆入りの13日は約30人の檀家が集まり、合葬墓による法要が行われました。
合葬墓は、地震で墓が壊れた人や地元を離れ墓の手入れができない人のために整備されたもの。この形でのお盆の法要は今回で2回目となります。
檀家:
「簡素化、略式でやっているもので、段々前にどんなことしてたかも忘れたけど、通常に戻ればいいかなと」
また、かろうじて残った墓を直し、地震後初めてお盆の墓参りに訪れたという女性も…
訪れた女性:
「これが落ちたんです、下まで」
「ここも頭が無くなって。飛んでいって見つからない」
Q:これお地蔵様ですか?
「そうなんです。昔からの」
Q:頭はどこにいったんですか?
「それが見つからないの」
この女性は自宅が壊れたため2年あまり輪島市を離れ、家族のもとに身を寄せていたといいます。ようやく自宅の修理も終わったことから、今回墓参りに来ることができました。
「あっちにいるときはお参りに来なかったんですよ」
Q:あちらというのは?
「野々市市です。大阪にも3か月いて。子どものところにいたんです」
Q:久しぶりにお墓参りができてどうですか?
「良かった」
一方、墓参りにすら行けない方もいます。地震で長男と妻を亡くした輪島市の出口彌祐さん。出口さんは地震により墓までの道が崩れ、今も道路の修復が進んでいないことから、墓へ行くことができません。
出口さん:
「道路もまだ復旧していない状況で、実家も墓も震災当時と変わらないですね。時間がかかりますけど、待ってるしかないなという感じです」
仏壇には2人の遺骨が、墓に入れられないまま置かれています。地震から3回目となるお盆。今年も避難先のみなし仮設のアパートで手を合わせることになりましたが、亡くなった二人にこれからの生活を誓います。
出口さん:
「年もとっているので体はきついですけど。二人が見ていてくれるというか、後押しがあるのかなと思います。もう少しがんばろうかなという気持ちです」