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金沢の水産卸業者が「伝票上の販売」で破綻 売上50億円から16億円へ急落

生鮮魚介卸の灰谷商店金沢が3月3日までに事業を停止し、破産手続きに向けた準備に入ったことが分かりました。負債総額は約10億円の見込みです。

破産手続きに向けた準備に入ったのは、金沢市西念4丁目の灰谷商店金沢です。帝国データバンク金沢支店によりますと、灰谷商店金沢は、1998年3月に設立の生鮮魚介卸業者で、代表の親族が経営する卸業者などから各種水産物を仕入れ、切り身や干物などの加工品の卸売を手がけてきました。販路を大手商社を通じて全国の市場や同業者に拡大し、精肉やナッツ類など一般食品を取り扱うことで主力の水産物の水揚げ高に左右されない売り上げの柱を創出。ピーク時とみられる2023年3月期の売上高は50億400万円となりました。

しかし仕入れと卸値に利幅をほとんど設けず、伝票上、灰谷商店金沢を介した販売となっていた案件が相応にあり、それらの取引が解消されたことで2024年3月期の売上高は約16億700万円にまでダウン、当期純利益は欠損計上となっていました。

また、運転資金需要が旺盛となる年末の繁忙期には、金融機関からの借入が大きく脹らみ、有利子負債の月商倍率は8倍近くまでふくらんでいました。近年は代表の健康上の問題も重なり経営が厳しくなる中、今年二月末頃には資金繰りが限界に達したと見られます。負債総額は約10億円の見込みです。

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