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石川の個性派自販機3選 近江町市場の刺身500円から能登牛ステーキガチャまで
石川県の最新自販機事情です。
コロナ禍に、非対面で商品を販売できる手段として注目され、県内でもさまざまなジャンルのものが登場しましたが今はどうなっているのでしょうか。
石川ならではの個性派自販機を取材しました。
リポート:
「この新鮮なお刺身が購入できるのは、実はこちらの自動販売機なんです。」
その日のおすすめの刺身が500円で購入できる珍しい自販機。
これは近江町市場に店を構える大口水産が設置したもので、地元客をターゲットにした冷蔵タイプや、観光客をターゲットとした冷凍タイプのものなど、近江町市場周辺で現在3台が稼働しています。設置に至った背景には、新型コロナウイルスがありました。
大口水産 荒木優 専務:
「一番の強みの店頭販売・対面販売が全然だめになって。お客さんが来ないし、大声出してもいけないし、そういうときがあって、どうにかしたいなってなかで。缶ジュース買うのも冷たいの出てくるし、お刺身も冷たいよねっていうので、冷たいつながりで、自動販売機で買ってもらえれば「非接触型」っていう形の中でいいんじゃないのって始まったんです。」
コロナ禍で人との接触をできるだけ減らしながら、おいしい海産物を届けたいという思いから、2022年に設置されたこちらの自販機。現在も、幅広い世代が利用しているということです。
大口水産 荒木優 専務:
「温めたら食べられる丼とか、そういうのは学生さんとかまとめて三つ買っていく方もいるし、バス停のほうの刺身のチルドのものは、毎日入れ替えしているので、バス停でバス待っている間に買う人がいる」
観光客:
「値段は安いですよね。お昼から来ているんですけど、まわっているとだんだん品物が無くなってきているお店があるので、平日がこれなので土日はもっとって感じがするので、こういうのがあるといいかも」
利用者にとって便利なだけでなく、この自販機には人材育成という別の役割もあるんです。
大口水産 荒木優 専務:
「自販機のお刺身は、入社して三か月くらい刺身のところにいた人が、ある程度切れるようになったら、任せて切らせるっていうふうにしてある。そこで勉強してもらうという意味合いでも利用している。」
続いては、肉の自販機。設置されているのは、金沢市寺地2丁目にある「てらおか風舎」
こちらで買えるのは、石川が誇る高級ブランド和牛・能登牛です。
リポート:
「こちらに設置されている自販機には、面白い仕掛けがあるんです、その名も『ステーキガチャ』1回2000円で、運が良ければ能登牛のサーロインやモモなどのステーキが当たります。」
購入するまで何が出るかわからないワクワク感があり、2022年の設置以降、人気を集めています。
リポート:
「早速やっていきます。能登牛が出たらうれしいですよね。2千円で能登牛は出てくるのか?」
「牛サーロインステーキが出てきました。能登牛ではありませんでしたが、さしが入っていて、とってもおいしそうです。」
様々なステーキが楽しめるガチャのほかにも、能登牛を使ったハンバーグやスジ煮なども並び、店の味がいつでも楽しめると好評だということです。
そしてデザートの自販機も。野々市市にある「たい焼き庵祭」では、お店自慢のたい焼きを、いつでも購入できるようにと、冷凍自販機を設置しています。
看板商品は『能登の大納言あずき』を使用したたい焼き。そのほかにもキーマカレーチーズやハムチーズといった、おかずたい焼きとのセット販売もあり、一度に異なる味を楽しむことができます。
お客さん:
「通りすがりに発見して、お店近くにあるのかなと探してみたらあったんです。一個だけ買いたいとか、たい焼き食べたいなと思ったときに、いつでも買って冷凍庫に入れておけば、欲しい時に食べられる」
たい焼き庵祭 川角之蕗さん:
「急に食べたくなるのか、通りかかって『なんだこれ?』って感じで買われる方も多いと思います。」
時間を問わず買える利便性に加え、自販機を見て興味を持ち、店舗に足を運ぶ新たな客も増えているということです。